バブルボールを使った企業運動会のご依頼が増えています
企業運動会が増えてますよ!と言っても「え、今どき運動会?いい大人が?」「なんで休みの日にそんな事せなあかんねん」そんな声も聞こえてきそうですが、実際に会社やその労働組合、商工会議所や青年会議所などの企業団体などで運動会の依頼が増えています。スポーツ系のイベントとしてソフトボールやバレーボール、ボーリングなどを定期的にしていたところも多いですが、異なる世代で性別や運動経験に関係なくが思いっきり動けるイベントはあまりなく、全員が楽しめるものを求めていたという声をたくさんいただきました。バブルサッカーはちょうどその層にはまってこれまで弊社だけで500件のレンタルやイベントを超えるスポーツに発展してきました。それが、もともと企業運動会を定期的に開催していた会社や、バブルサッカーをしようとしていた会社にもバブルボールを使った誰でも参加できる運動会として企画されています。
企業運動会の何がそんなにいいの?メリット6つ選んでみました
企業運動会はなにも大手企業が派手にお金をかけて行うイベントではありません。30人くらいの会社や団体でも企画されていますし、大学のサークルなどでも事例がたくさんあります。ではどんな理由で運動会が行われているのでしょうか?やっぱり個々の会社や団体ごとに課題があり、その解決に役立つからこれまで広まっているのだと思います。ここではバブルサッカーから少し離れてそのメリットの一例をご紹介していきます。
コミュニケーションの活性化
特に多いのがコミュニケーション不足を補うことにあります。わかりやすいところでは従業員数が多くオフィスや店舗が複数ある会社では、全然関わらない従業員が1つの会社に属しているため、会社全体として一体感を得る機会がかなり少ないと思います。自分の会社にはどんな人がいるのか、他の営業所や店舗の雰囲気はどんな感じなのか自分の業務範囲外を見ることで立ち位置を確認できることもありますし、あまり会うことのない社長や役員の方たちにも参加してもらえれば社員にメッセージを届けることもできます。また、1つのオフィスで仕事をしている会社でもスポーツというフィルターを通して関わることでまた違った一面を知ることができます。普段仕事で見せない姿を見ることでよりお互いを知ることもできます。
人材育成のきっかけとして
意識して行う必要はありますが、運動会を通して人材育成も達成することができます。実行委員として関わればもちろん様々な企画力やリスク管理、社内調整などをしていく中でリーダーシップやマネジメントといったビジネススキルを得ることができます。運動会を行う会社は社内研修などで外部講師を招くことなども多い印象ですが、やっぱり講義を聞いたりそこでワークを受けるより自らが動くことは遥かによい実践になります。実行委員に属していなくても、当日の参加者としての立ち振る舞いはその人の個性がよく出ます。例えば、当日のキャプテンとしてチームの連絡事項や作戦をまとめる役割などもいいですね。また、上司に当たる人は部下の様々な部分を見ることで日常業務の関わり方のヒントにもなります。運動会の個人戦や団体戦、企画での動きなどは仕事のスキルとは違った適性を見出す参考になります。仕事の業務内容にある程度マニュアルはあっても、指導方法は型にはめるよりはできるだけ個々人に合わせたやり方の方が上手くいくのは想像できるかと思います。
離職率ダウンと採用効率アップで採用コスト最適化
適材適所。従業員が会社を辞める理由は様々です。その中に「悩みを相談できない」「人間関係が上手くいってない」「自分の意見が通らない」。例えば仕事は嫌いじゃないけどこんな理由で辞めることにしたと言われた場合、それは多くの場合で社内のコミュニケーション不足が原因になっています。運動会などのスポーツイベントであまり話す機会のなかった人と話したり、苦手だと思っていた人のいい一面を見たりすることでその人への考え方が変わり、話しやすくなるきっかけになるかもしれません。仕事中、研修、飲み会だけではなく様々なシチュエーションで話すきっかけを作ることで風通りの良い環境ができて従業員満足度は向上します。自分の意見が通らないと感じることも、論理的にだけでなくその人に合った伝え方ができることで対話にはなりやすくなり離職を考え直すきっかけになります。また、そうしていい企業風土を構築していくことは新入社員にも必ず良いアピール材料になります。しっかり説明したうえでも「運動会なんてやってられるか」という子は志望しなくなるかもしれませんが、社内イベントを肯定的に捉えられる方が結果的に長く会社で働いてもらえる人材になるかと思います。離職者を減らし、志望者を増やし、長く働いてもらうことで昨今企業の大きな負担となっている採用コストの最適化にもつながります。
健康経営、従業員の体力向上への意識改革
従業員の健康は会社の経営に直結します。経済産業省が推奨する健康経営という取り組みに多くの上場企業が実績紹介に「企業運動会」を記載しております。運動習慣がなく、ストレス解消も上手くいっていないなかで仕事だけに没頭する環境。体力的にも精神的にも疲弊して怪我や鬱につながってしまいます。生活習慣病を予防するために食事に気を付けたり意識的に運動をすることは健康によいということは皆さん理解していると思います。そんなことは仕事に関係ないから各自で適当にやっておくべきという考え方もありますが、最近ではIT企業を中心に、業務中に定期的にストレッチを推奨したり、オフィスヨガ、スタンディングデスクやバランスボールチェアの導入、社内スポーツサークルを奨励したりなど、従業員の健康維持に力を入れる企業が増えています。企業運動会はいわば日常の健康経営への取り組みの実践の場です。はじめはリレーでこけたくないなど消極的なものかもしれませんが、継続していくうちにもっと動けるようになりたい、ちょっといいとこ見せてみたいなど目標も向上していくかもしれません。
従業員の家族への感謝の場
お客様からバブルサッカーや運動会のお問い合わせがあった場合、「ご家族やお子様はいらっしゃいますか?」といった質問をさせていただくことがあります。社内イベントに家族を招待することは仕事をしている従業員のご家族に会社として感謝を伝える場にもなります。「ご家族の支えがあって従業員達は仕事に集中できています、ありがとうございます」。ちょっとした気遣いで家庭内の雰囲気が少しでも良くなると仕事へのやる気もアップするかもしれません。イベントでは是非一緒に遊べる企画も少し用意しておくとイベントの雰囲気もとてもよくなりますよ。逆に意外とあるのですが、呼ぶなら声掛けもせずにほったらかしはしないようにしましょう。「あんたの会社わざわざ休みの日に呼んどいてただ座って見てただけじゃない。家にいればよかったわ。」(最悪です。。)一緒に遊べなくても後述します、子ども向けにキッズスペースを設けてあげるだけでもよいかと思いますよ。
費用対効果の高い社内イベント
企業運動会は社内イベントとして何と比較されるべきものでしょうか?例えば社員旅行があります。休みの日に2日以上にわたり移動費、宿泊費、食事にイベントと莫大なコストがかかります。リフレッシュだけが目的ならいいのですが、実は大勢で移動する割にはしゃべる人がそれほど多くないのがデメリットにもなります。バス移動、グループ行動、部屋割り、宴会など100人で社員旅行に行ってもコミュニケーションをとれる人が限られてしまうことがわかります。せっかく多額のコストをかける割にリフレッシュ以外に効果が小さいのであれば会社として行うには費用対効果があまり良くないかもしれません。最近では、スポーツ施設を保有している保養所などを社員旅行先にして、バブルサッカーや運動会などのスポーツイベントを入れているところもありますので、旅行に少し遊びを加えたいなと感じたときも役に立つコンテンツになっています。
兵庫県宝塚市の医療法人の創立50周年のバブルボールを使った運動会のご相談
この記事では宝塚市にある地域の大手医療法人の運動会の事例をご紹介します。1000人を超えるような大規模運動会はまた少し違った考察も必要ですが、数十人~数百人程度までの会社やイベントであればで参考になるかと思います。特に企画の担当に当たった方に会社を動かすような材料が散りばめられているかと思いますのでどうぞご覧ください。
バブルボールを使った企業運動会のご相談の経緯
今回の運動会のイベントはもともとバブルサッカーと運動会を分けて別日でスポーツイベントとして行う予定でした。そして、運動会は法人の社員のみで独自に実施して、弊社はバブルサッカーのみを担当というお話をしていました。ところが、会場の都合や一度に大人数で済ませてしまいたいといった意見が出てきて、さらに話をしているうちに実行委員会だけではやったことのない運動会について全て網羅することは難しそうなので誰かに協力してほしいと相談を受けることになりました。
過去にも運動会の企画やバブルボールを使ってバブルサッカー以外にもっと何か楽しむことはできないかという相談は受けていたので要領は理解していてたくさん現場も見てきました。また、企業運動会は全国の様々なイベント会社からバブルボールのレンタルや種目の提案をさせていただいていて、その際に他の種目とのバランスから全体を調整することもありました。そんな経験をお伝えして、さたに運動会の専門業者さんもいるので一度見積もりも取っていただいて構いません。それでもお任せいただけるのであれば頑張りますと回答させていただきました。
なんて消極的な依頼の受け方だろうと自分でも思いましたが、結局弊社にサポートさせていただけることになりました。すべてのニーズを満たそうと思うと費用がどうしてもかなり上がり、イベント会社に見積りをとると250万円~300万円近い数字が出ていました。イベント会社の計算では人数×8,000円~10,000円みたいな方法をとるところが多いようでそのような金額が出ていたようです。
今回は中心で動くイベントスタッフが不要、司会進行が不要、音響が不要とのことで運営面の費用を抑えて、キッズスペースなどの遊具に少し多めに費用を割り当てるといったバランスで予算を組みました。具体的な金額はお見積りのご依頼をいただければお答えしますが、上記複数のイベント会社より大幅な削減となります。
基本的には自分たちでやりたい、でも運動会の企画段階からサポートしてほしい
企業運動会を代行してやってもらおうと考えるなかでも関わり方は様々です。
①一番楽をしたいと思えば参加者は当日会場に来るだけ。司会進行も音響も鳴り物やライティングなど特殊効果、タレントのステージイベント、運動会種目の道具の出し入れや救護班、プログラム作成からごみの片付けまですべてお任せ。確かに楽なのですが、せっかく様々な効果を得られる運動会なのにに少しもったいないような気もします。
②もう一つは今回の運動会のような、基本的には自分たちですべてやりたい。でも検討内容に漏れがあったりタイムスケジュールに無理があったりして失敗はしたくない。そのために、会議に参加してもらって企画案、種目内容、台本、タイムスケジュールなどを大まかに提案してもらってそれをみんなで練っていくような進め方をしたい。こんなご要望です。運営サポートでは関わり方は様々です。基本的に弊社で構成したものを当日の運営だけ社員でやりたいというのも一つかと思います。
今回は大枠をこちらで出してあとは何度か会議に出席させてもらいながら一緒に練っていく。当日は司会などで関わるのではなく、みんながうまく動けるように陰で支えてほしい。そんな内容で対応させていただきました。
事前アンケートでのバブルサッカー、運動会の評価は厳しい結果に。。。
バブルボールを使って運動会のサポートすることになった今回の医療法人さん。実は事前に全社員にアンケートを取られていたのですが、色々ある企画の中でバブルサッカーや運動会はどちらかといえば否定的な評価だったようです。女性が多いところでスポーツ企画は難しいのかなと感じるところもありましたが、みなさんの考え方が初めにわかっているのはとても重要だと思います。どうすれば参加者が増えるのか考えるときにとても参考になりました。
運動会なのに女性が半数以上!医療法人ならではの課題
今回の医療法人さんは総合病院、リハビリ病院、複数の介護施設などを複数運営しています。50周年のイベントとのことでみんなが参加できる大規模な運動会に決まったようです。運動会は20数年ぶりなので実行委員のなかでも若手の方たちは参加も企画の経験もありません。
そして、医療系なので一般職の方たちの他にも医師、看護師、理学療法士、社会福祉士、介護士など様々な専門職の方たちがいるのですが、中でも看護師さんをはじめ女性が多いことからこの方たちが楽しめないといけません。そんな中でヒアリングをしている中で、子どもさんのいる従業員が多いことがわかり、休みの日に出てこれないというのも運動会に否定的になる理由があったようです。つまり、休日の社内イベントに参加すること自体が難しいという事情があったようでした。
運動会に女性が喜んで参加するポイントは競技内容と子ども向け企画
競技種目について、内心は一番実行委員の方たちが決めたいところだと思っていましたが、時間の感覚や盛り上がり方に不安で考えてみてほしいとのことでした。そこで、運動会の雰囲気を残しつつややスポーツ感を減らし、子どもも競技に参加できるようにメリハリのある内容をと考えました。
競技内容の工夫
まずは①あまりやったことのない種目、②運動神経だけが結果に反映されない種目、③子どもが喜ぶ企画で従業員が連れてきたくなる種目、④運動が得意な男性の見せ場はしっかり残す、⑤ルールが明確で単純な種目
この辺りを意識して考えました。バブルボールを使った種目はやったことがない人がほとんどですが、玉入れや綱引きなどのレギュラー種目も少しアレンジするだけで体験したことのない種目になります。子どもが喜ぶ種目は得点にはあまり関係ないけど一緒に参加できるように。全力を出しても大丈夫な種目もちゃんと盛り込む(ただしチーム競技で)。子どもでも聞いただけで何をするのかわかるように。
若手の男性中心の運動会であれば昔ながらのベタな種目を全力でやる方が盛り上がるかもしれませんが、老若男女みんなで楽しむ場合は上記のようなゆるさを織り交ぜるとよかったです。
なぜ企業運動会に子どもも楽しめるイベントが必要か
これまで500件を超えるバブルサッカーのイベントをしてきました。そして、いろんな現場に立ち会うなかで、大人のバブルサッカーイベントの脇でジーっと見てる子ども達。隙を見て休憩中に笑顔で遊んでいました。2年半ほど前から本格的に子ども用も稼働してからは、イベント内容を相談されたときには大人のイベントで子どもを募集していなくても参加者の子どもが遊びに来る可能性があればいくつかご用意するのもよいですよ。子ども用があればイベントに参加しますって方も多いのでと。
実際こんな案内をする中で、「もともと大人のバブルサッカーイベントを企画していたけど、家族会のようなイベントにしてみようと思います。大人同士、子どもは思いっきりやればいいし、一緒にやるときは遊び感覚で試合をすればいいので。女性は子どもの試合で思いっきりやってもいいかなと。」そして終了後には「子どもも楽しそうだったし、やってよかったですよ!他の組合にも薦めておきますね。」といった声をいただき、実際に大手企業の組合で全国的に取り入れていただくことも珍しくなくなりました。企業実績の中に同じグループ会社がある中にはこんなことがきっかけになっています。
少し話が逸れましたが、運動会でもこの考え方は活かせると思いました。これまで、イベント会社さんを通して運動会を見てきたときにも家族用の企画があるところの方が楽しそうでした。たしかに、初めのあいさつにちょろっとタレントさんが来たり、レーザー光線や巨大クラッカーのような特殊効果をどんどん取り入れるのも思い出に残るかもしれません。でも、ここまでの記事を読んでいただいた方はせっかく来た家族が観覧席で子どもとじっと見ているだけではもったいない感じもしますよね。
運動会の企画~運営まで丸投げじゃないプロのサポート
企業運動会の実行委員会を組織しよう
まずは誰が中心となってこの企画を進めるのかを決めることからスタートします。恐らく、スポーツイベントの中から何をしようか?といった段階からこのチームは動いているかと思いますので、その中で誰がメインで動くのか、他の人はどんな役回りをするのかを決めておく必要があります。そして、企画会社からの提案で決める場合を除いては「どんな種目をしようか?どこから運動会用具を借りられるかな?」と進んで、「あ、やること多すぎる。。。外注も検討しよう。」こんな流れが多いかと思います。そして、全体会議などにお邪魔して大まかな方向性を確認した後は、チームの代表の方と私たちの代表が細かいやり取りをすすめて定期的に全体会議となることが多いです。
実行委員会を組織する場合、どんな人を集めるのがよいでしょうか。これは経験上になりますが、まずは業務量をある程度調整できるリーダーが必要になります。成績を求め続ける営業の方よりは、企画や月末月初、決算月などを除いた経理・総務の方が多い印象があります。その人の仕事をみんなでフォローできる体制は作ってあげてください。そして、みんなのためにこの人は動いているということを上司の方はしっかり説明しておいてあげてください。
リーダー以外には社内調整が上手い方が必須です。運動会はやれば満足度は高いのですが、会社が強制しない限り休みの日や就業後に参加者を集めるの会社によっては少しエネルギーが必要です。そのため、誘い上手な方はとても重要です。
あとは、細かい業務はしなくてもよいのですが、全体会議などには出席してくれて予算などで決裁権のある方も実行委員に参加してもらっておいた方がよいです。会議で盛り上げっていても後日上司に却下されたとなるとスピード感もなくなるのと、上司が喜ぶ運動会になってしまいかねません。若手の進行を見守ってくれて適切な指摘を頂ける方が理想です。
その他、男女や年齢層、部署などをバランスよく考慮して決めるとよいです。もちろん、皆さん業務をしながらなので足りないところは我々がお手伝いさせていただきますのでご安心ください。
運動会の目的や目標を設定しよう
「そもそも何のために運動会をするのだろう?」これは是非決めておかれるとよいです。周年の記念事業、社内コミュニケーションの活性化、リーダーシップ研修や企画力養成、従業員やその家族への会社からの慰労、スポーツ推進・健康増進、いろいろありかと思いますが実行委員のメンバーはもちろん、その会議状況を見ながら通常業務をしている他の従業員にも目的や目標が伝わっている方がよいことが多いです。「俺たちは仕事してるのにあいつらは仕事もせずに遊んでる」こんな印象を持たれたら最悪ですし実行委員のモチベーションは最悪で面白いイベントになるはずもありません。「〇〇のためにみんな頑張ってくれている。当日はちゃんと参加して仕事はしっかりフォローしてあげないと。」と思ってもらえるような空気感を作ることはとても大切です。日常の社内の空気は外部からはなかなか伺うこともできないので是非意識してみてください。
不安になるポイントをつぶそう
運動会をやる!と決めてから、リスクになりそうなことをすべて出してみましょう。「参加者は集まるのか?」「怪我したらどうしよう」挙げればキリがありませんが、ざっと出してみてそれを潰していくことで安心できるかと思います。我々にご依頼いただければ過去の事例などをもとにおおまかな企画を出しますのでそれに対してダメ出しをしていただくようなかたちでもよいです。あまり責められると悲しいですが建設的な意見交換をしながら不安を取り除いていただきます。
運動会の会場を決定しよう
「運動会は青空の下でやりたい」という気持ちもわかりますので屋外イベントにしてもよいかと思いますが、大人数過ぎる場合以外はまずは屋内で検討してみてください。やはり雨天中止の損失は大きすぎるかと思います。例えば大きな運動施設で屋外と体育館両方押さえて天候によって切り替えるなどまで考えていれば屋外も行いやすいです。そうでなければ、実行委員の長時間に及ぶ企画の時間、仕事や休みをを調整してくれた参加者、会場費や物品のレンタル費用など雨天中止だと1週間前あるいは前日や当日キャンセルなどということもありますのでキャンセル料もほとんどそのままかかることもあります。
事前予約が必要なので開催日を決める前に問い合わせておかないといけませんが、該当施設としては「公共の体育館やホール」「隣接して複数面のある屋内フットサルコートやテニスコート」などが多いですが、他にも地域によっては借りられるところもあるかと思います。
運動会の競技内容を考えよう
運動会の種目を決めるにあたって、自社やグループの属性を見極めましょう。大人になるとスポーツ習慣がある人はかなり少なくなります。「勝ちにこだわる運動会」は熱く盛り上がるのにいいのですが、学校の運動会のような感じで種目を決めるとそのノリについていけない参加者が多くなって競技に参加するのが億劫になってしまいかねません。そのため、運動神経だけでなくチーム連携や頭を使う要素、見た目も楽しい遊びの強い要素などを全体の半分より多く入れるとバランスがよくなるかと思います。
今回の医療法人の運動会では女性の割合がかなり多いので、子どもも一緒に参加できる種目をいくつか入れることでユルさを出すように企画しました。また、「学校ではやったことのない種目」を意識しました。
競技以外の企画を考えよう
企業運動会ではその規模にもよりますが運動会だけでは全員が楽しめないことも少なくありません。お子さまを含めたご家族を招待することも少なくないのでその方たちも楽しめるように考えることを忘れてはいけません。家に帰ってから「見てるだけで面白くなかったし来年は行かないよ」なんて言われていたらせっかく「いい会社で働いているね。これからも頑張ってね」と言ってもらえる機会なのにマイナスになってしまいます。
まずは、子どもが来たくなる企業運動会を意識してください。キッズスペースを用意したり、ケータリングやお祭りのように露店を集めて飲食やイベントブースを用意するのもよいです。今回の医療法人の運動会は、体育館のメインアリーナと別にサブアリーナも借りてそこを子供が楽しめるようにバブルボールやフットダーツをはじめエア遊具をたくさん用意して退屈せず楽しめるようにしました。また、化粧品会社のサンプリングを兼ねてハンドマッサージブースも空き時間に皆さん体験されていました。
企業運動会は備品と場所を用意すればいいだけなので比較的安く抑えることができるイベントの一つです。タレントさんを呼んだりピカピカ&バンバンと特殊効果を入れるのもいいのですが、全体の満足度を上げるためにこのような企画を入れて満足度を高める工夫をしてもよいかと思います。
その会社ならではのネタ探し
以前、美容室チェーンの会社の運動会では、普段店舗が違うためなかなか会社として一体感を出すのが難しいから運動会はとても良い機会とのことでした。そして、せっかくだから美容師の腕も競えるような種目も用意しようということで、マネキンを使ってカーラーやパーマのスピードを競い盛り上がっていました。同様のオリジナル種目は業種ごとにいろいろ考えられるかと思います。
また、無理矢理いじるのは良くないかもしれませんが、会社の忘年会やイベント事で実力を発揮するタイプの人は運動会でもうまく動いてもらえるとより盛り上がります。それは司会進行はもちろん、ラジオ体操やリレーなどでコスプレをするような活躍の仕方もあります。企画側としては特徴のある参加者がキャラクターをうまく引き出せる環境を生み出すことも考えておくとよいです。
とある青年会議所では弁護士さんがサンシャイン池崎で一発芸とラジオ体操。とある大手企業の運動会ではチーム全員が戦隊もののコスプレでバブルサッカーの決勝戦。知らない人がやると場が凍る可能性が高いところ、やっぱり関係ある人がやると盛り上がることの方が多いです。
募集要項を考えて参加者を募ろう
参加者を募るときは一番参加してほしい人やグループを思い浮かべてください。もしくは事前に直談判して参加意思を取っておくとそのあとの募集がとてもしやすくなります。「あの人がくるなら・・・」「あの人が誘ってくれたから・・・」参加動機としてイベント自体が楽しいということはもちろんですが、それは人によって様々です。いろんな角度から参加者を増やせるように考えることが大切です。社長や役員、みんなに慕われてるリーダー格の人が来るのと来ないのでは他の従業員へのインパクトが変わります。「会社として本気で運動会に取り組みます。企画の人を支えてやってくれ」そんなメッセージが浸透するような環境作りを意識してみてください。
他にも可能であれば家族の参加も募るとよいです。恐らく全従業員に給料を払って出勤として参加を義務付ける形で行える企業はかなり少数派で、ほとんどが休みの日に無給で来てもらう形になると思います。参加動機として運動会の参加が家族サービスとなるようなイベントにしてあげると参加率もぐっと上がります。また、周りの雰囲気で参加するのかどうか考えるという方も多いので特に女性向けの企画はとても大事になります。あくまで傾向ですが、影響力の強い女性1人が「行かない。楽しくなさそう。」となるとその意見が蔓延してしまうことがあります。それを防ぐためにも先ほどの事前に募集をかける前に声掛けできれば尚良しです。なお、会社の日常の雰囲気にもよりますが、運動会は必ずと言っていいほど否定派の層がいらっしゃるとかと思います。なんでそんなことをするのかは丁寧に説明してあげてください。
あとは、平日開催でなければ土日のどちらがいいのか、時間は1日みっちりか半日か、服装はどうするか、飲食や会場までのルートや移動方法などの募集にあたって必要なレベルの事項をあらかじめ決めておきましょう。
安全対策を考えよう
大人の運動会なので特に【怪我をしない】は特に重要な項目になります。運動会までの健康管理やスポーツ習慣、当日の準備体操などはもちろんですが、スポーツ保険なども1人数百円ですので掛けておかれるのもよいかと思います。今回の医療法人ではお医者さんも看護師さんも参加してるので特に必要ありませんでしたが、大人数の場合は医療救護スタッフの派遣も検討してもよいです。その他、簡単なことで忘れがちなのが救急箱(絆創膏、シップ、アイシングスプレー、胃薬、頭痛薬など)や熱中症やけが防止対策などの情報共有です。
過去に運動が得意で大人になって全くしなくなった人に多いのですが、本当に運動の仕方を忘れてしまっているレベルの方もいます。無理に動いて筋肉や靭帯、関節を痛めたり多量の汗と塩分不足で体温調整ができずに熱中症になったりする方が出てもおかしくありません。事前準備はもちろん当日も定期的なアナウンスをするなどして対策をしましょう。
レイアウト、導線を考えよう
何人くらいの運動会をどんな会場で、どんなレイアウトでおこなうかは意外と大切です。例えば、大きな体育館でメインフロアに各チームのブースを作る余裕がある場合は、応援も同じ目線でできるのでとても盛り上がりやすいですが、競技によってはボールが飛んできたりするので安全面の注意が必要で、フロアの出入りと種目参加者の待機位置などで重ならないように人の流れをコントロールすることも意識しないといけません。逆に2階の観戦席に各チームのブースがある場合は、少し種目参加者と距離が出るので積極的に応援できる空気を作ってあげることも大切です。また、次の種目に参加する人を待機する場所を設けてそこまでの誘導も段取りして進行を遅らせないようにしないといけません。
他にも喫煙スペースや救護エリア、キッズスペース、荷物置き場や着替える場所、ご家族の観戦場所なども全体の位置関係との間で調整が必要ですし、規模が大きければゴミ捨て場所や駐車場の誘導などもあらかじめ決めておいた方がよいです。施設によっては会場内で怪我につながりそうな場所をあらかじめ確認して養生するなどの対策も必要ですし、本部席や音響機器、運動会道具の保管場所も競技や応援の邪魔にならなに場所にしないといけません。
この辺りを考慮したうえで各種目のレイアウトです。綱引きを会場いっぱいにスペースを取ってもいいのか、もし全力で引いて後ろの人が壁にぶつかる距離なら余裕を持っておかないといけませんし、リレーのトラックを限界まで広くとってコーナーで勢いよく転んだ時に応援している人のところに突っ込まないか。種目ごとのトラブルをなくすように考えるのはバブルサッカーやバブル相撲でも同様です。
タイムスケジュール、進行方法を考えよう
時間がかかりすぎても、逆に時間が余り過ぎてもいけないところが難しいのですが、あまりガチガチに固めて会場の利用時間いっぱいまで計画するのもよくありません。事前にしっかり検討できていないのが原因なのですが、運動会の競技参加者の動きが悪く競技と競技の間のインターバルが想定より長くかかった。進行が早かったらこうしてこう、遅かったらこうしておこうなども大まかには決めておいた方がよいかと思います。最悪この競技は削っても仕方ない。試合数は減らそう。逆に時間が余りそうならエキシビジョンで試合を追加することもよいです。
進行に関しては、台本を作っておくと安心です。しゃべる内容を一言一句決めてしまうと柔軟性がなくなってしまうのでザックリで十分です。予定より時間が押してる、余ってるなどがわかって、どのように調整していくかをあらかじめ決めておけばよいでしょう。プロの司会に依頼することももちろんいいのですし、可能なら普段社内イベントを仕切っていたりする社員さんの中から立候補してもらったり、指名してもいいのかなと思います。運動会前に社長や役員などの挨拶がある場合は「本日この運動会に参加するのではなくサポートとして皆さんのために長い時間をかけて企画してくれて進行もしてくれている。しっかり楽しみながら、みんなで協力し合って今日一日を盛り上げてください」といったような、周りがサポートする空気を作ってもらうのも一つです。何も言わなくてもこんな風に言ってくれたら感動なのですが、やんわり企画者、司会者の言葉をしっかり聞いてもらえるように一言お願いします。といった程度のことは伝えておかれた方がよいと思います。
運動会の物品をレンタルや購入で調達しよう
企業運動会で必要な道具といえば綱引きや玉入れ道具が真っ先に浮かぶと思いますが、こんなわかりやすい物品でも数量はどれくらいあれば参加人数に対して適切なんだろうという悩みは出てくるかと思います。もっと細かいものでもスタートピストル(火薬の弾数は?)や応援グッズ、チームTシャツ(素材に色分け)、のぼり旗(Tシャツに合わせた色)、会場の飾りつけ(低予算でもそれなりに)、得点板、ごみ箱(地域の分別)、ドリンク、お弁当などなど・・・細かいものが意外と出てくるかと思います。まずは種目・会場・参加者・それ以外など大枠から必要な物品、あれば便利な物品を出して取捨選択すればよいかと思います。
私たちのような外部の代行業者に依頼するメリットとしては丸投げしなくても物品の調達漏れやタイムスケジュールの大幅なズレが少ないことにあるかと思います。当日何もしなくていいから会議は定期的に来てほしいといったご依頼方法もいいのかもしれません。
参加者名簿を作って、チーム分けを決めよう
運動会の参加者はもちろん、観戦やキッズスペースに遊びに来るご家族もある程度は把握しておきましょう。例えば昼食を用意する場合に家族分を用意するのかしないのか、お弁当や飲み物はもちろん、フードトラックや屋台を呼ぶ場合でも規模により発注内容が変わるかと思います。出店料を取れるレベル、出店無料で売上を渡すレベル、フランクフルト200本など買い切りで出店してもらうレベルなどです。必要数量を聞かれる際にある程度の見込みを把握しておかないと多すぎる、足りない、あの人はもらってるのにうちはもらってないなど小さいけれど印象に残りやすいトラブルになります。
そして、全体の人数を把握したうえで競技に出る人を分けていきます。部署単位で分かれるか、全体をごちゃまぜにして分けるか。なるべく運動能力で得点差が生まれないような競技内容の工夫をしても、やっぱり若手の男性が偏らない方がよいかと思います。「男性、女性、年齢層」といった分類と「部署間、支社間、役職間」などの分類を加味して分けるとよいです。一部男性の他チームへの移籍などで調整することになることもあるかと思いますし、知らない人ばかりがチームになるように分けた場合などは、コミュニケーション不足のまま1日が終わらないようにアイスブレイクなどでしっかり打ち解けた状態にして運動会を楽しんでもらえるようにしましょう。
当日集合、挨拶、ラジオ体操。それでは第一種目・・・では競技へのモチベーションを上げることも応援も難しいです。
チームリーダーを決めておいてコミュニケーションを促したり、簡単な自己紹介やミニゲームを設けておくのもよいです。また、参加種目は事前にチームで打合せができるなら決めておくと当日スムーズですが、部署などバラバラで組んでいる場合はその日に決めることになるかと思います。種目決めの時間を設けて「全体で何種目あって1人当たり何種目参加が目安がわかって」「面白系、ガチ系、チームワーク系など種目の特性を見せて」「どの種目に男女や子どもで何人出るのか見せて」と参加者が決めやすいようにしておくとよいです。また、1種目目が遅くならないように多人数種目を1,2種目目に置いておくのも早い段階で雰囲気を作れてよいです。
当日のサポートスタッフの動きを決めよう
企画スタッフ、当日スタッフって何人くらい必要だろう?そう思う方も多いかと思います。例えば300人規模で8チームを想定した場合、種目やキッズスペースの運営などでも変わりますが、15~20名程度の運営スタッフがいると安心です。「みんなが協力し合って1日を楽しみましょう」といった空気を作ったうえで、設営、種目運営や道具の入れ替え、本部、誘導、司会、音響、キッズスペースの運営など個々の役割を割り振ります。企画段階では当日スタッフ全員は必要ないので実行委員で10名前後を中心に考えて、事前に1人1人の動きを決めておくとよいです。設営の担当、玉入れ籠の準備、撤収、それと同時にバブルボールの準備と参加者のアナウンスなどを誰が何をするのかを決めておくと、当日までに1回の打ち合わせか当日早い時間にミーティングをするだけで運営することができます。
また、運営スタッフと同時にチームリーダーの役割や動きも事前に共有しておくと、「リーダーって何するんだろう?」といった疑問もなくなりますし、運営スタッフが少なくてもサポートしてもらえる環境ができます。
運動会のしおりを作ろう
運動会のしおりは子どもの頃のようなワクワク感を出すだけでなく、事前に参加者に情報を共有しておくことでスムーズに進行する役目もあります。チームのメンバーがわかり、参加種目を決める場合はそれを決めた後に、当日決める場合は種目ごとに募集人数などを明記しておきましょう。タイムスケジュールや種目はもちろんですが、当日の持ち物や注意事項なども事前に伝えて、当日自分でいつでも確認できるようにしておきましょう。開始前の挨拶ついでに注意事項を話すことはもちろんですが、全員にすべての情報は伝わらないことが多いです。
しおりを工夫するだけでも進行や参加者同士のコミュニケーションを円滑にしたりすることもできるのでいろいろ考えてみてください。例えば、しおりに運動会当日のミッションやお願いカードを挟んだりしてもよいです。
一体感を高めるアイテムを作ろう
一体感を高めるのに一番わかりやすいのはチームTシャツです。余裕があれば各チームでテーマカラーだけ教えてデザインは自由に決めてもよいかもしれません。素材はその日限りであれば最も安価なものでもよいですし、ドライTシャツなどある程度の強度があれば終わってからも使うことができるので思い出が長続きします。実際、宝塚市の医療法人様の運動会をお手伝いした際にご用意いただいたスタッフTシャツは今もパジャマ代わりで使わせていただいています笑。
Tシャツが難しい場合はハチマチやタスキ、さらには各チームに色だけ指定して参加者の皆様に当日その色の衣装を合わせてもらうということもできるかもしれません。運動会中に見てすぐにチームがわかるようにする意味もありますので運営面でも何かしらの統一したものをご用意いただければと思います。
全体の微調整をしよう
当日が近づくにつれて参加者の人数や大人、子ども、男女の数が見えてくるかと思います。台本やタイムスケジュールの見直し、チームの人数や競技内容に無理はないか、待機場所のスペースは十分かなどの微調整が出てくるかと思いますのでそこを詰めていきます。運動会物品などとともにドリンクやお弁当、Tシャツなどの数も最終確定を忘れずにしておきましょう。
ここまでにどれくらいの期間かかったか
今回の医療法人の運動会のケースの場合、もともと3月にバブルボールのレンタルでのお問い合わせを頂いておりました。そしてお見積書をお送りしてしばらく経った6月にもともと分けて行う予定だった運動会も一緒に行うことになったので依頼できないかというご相談を頂きました。そして、物品とともに企画運営まですべて行った場合のお見積りを出して、6月中旬に企画概要をお持ちして一度打ち合わせで訪問して意見交換をさせていただきました。そして、お客様にて実行委員会を立ち上げて運営をしていくので「運動会種目の企画提案」と「当日までの実行委員会のバックアップ」、「物品の一括調達」、「キッズスペースの企画」をさせていただくことになりました。
そして、1か月ほど具体的な競技案と必要備品の案内などで電話やメールなどでやり取りをして8月に会場下見なども含めて3度訪問、9月に直前打合せで訪問、9月23日に当日という流れでした。
今回は3か月ほどでの準備期間でした。特に医療法人で病院や介護施設などを複数運営していて勤務も2交代制の職場なのでなかなか顔を合わせられないスタッフの方もいらっしゃったと思いますが、実行委員会の皆様が仕事の合間を縫って積極的に社内でのアンケートや参加者の募集、リスト作りなどを行っていただいていたので、無事に間に合ったのだと思います。どちらかと準備が大変な法人様だと思いますのでスケジュールは参考程度にしていただければと思います。
ただ、こちらの法人様はお問合せ前に会場の確保ができていたところがとてもよかったです。雨天中止のリスクを考えた場合、圧倒的に体育館の方が使いやすいと考えています。しかし、体育館は場所によっては1年に1日、まとめて抽選を行って余ったところのみ予約可能といったところも多く、その余ったところも様々なスポーツ団体や企業や公的な式典などですぐに埋まってしまいます。そのため、屋内企画を考えた場合はまず会場探しが大変だと知ってなるべく早く問合せしておきましょう。体育館が難しければ2面以上つながっている屋内フットサルコートやテニスコートなども候補にできますので一度調べてみてください。その施設の予約状況を見てよく空いている時間帯であれば価格交渉もしやすくなるかと思います。
もちろん屋外にもメリットはあって、青空の下で大きなセットを組んでテントを広げて露店も呼んで一体感を出すといった演出は屋外の方がしやすいのです。企業によっては晴れなら屋外、雨なら屋内と会場を押さえたうえで両方のパターンを用意するところもありました。会場はあくまでも運動会実施の一つの要素ですので第一希望でなくても中身をしっかり練れば特に気にすることはありません。
今回の企業運動会ではどんな種目を取り入れたか
キャタピラリレー
大きな強化ダンボールのキャタピラに2名ずつ入って転がしながらのリレーです。前が見えないので周りの人が声掛けしながらかじ取りしてみましょう!
バブルロワイヤル
バブルボールはバブルサッカーだけじゃない!1対1のバブル相撲もいいですが、せっかくに運動会なので各チーム2名ずつで大人数同時の相撲、バブルロワイヤルを種目にしました。
靴下玉入れ
普通の玉入れにばら撒いた靴下を1組にして投げ入れる。靴下は通常の玉より高得点というルールで種目にしました。玉入れは元々勝敗の予測がつきにくいですが、さらにわからなくなります。
チャンバラ
ウレタンの剣に紙風船。一度にたくさんの参加できるのがポイントです。各チーム制限時間内で戦い、生き残った人数に得点をかける方法で実施しました。子どもは紙風船は付けずに大人を無差別に倒すだけで叩かれる心配なく参加することができます。時間に少し余裕があったのでエキシビジョン戦も行いました。
バブルサッカー
2コート同時で対戦しました。目玉種目の一つでもあるのでしっかり気合を入れてバブルサッカーです。上司も部下も男女も関係ない。スポーツ経験も関係ない。もともと誰でも安全にできるというポイントで広がっていったバブルサッカーは運動会にもぴったりです。
四方綱引き(十字綱引き)
十字になった綱引きです。自陣の少し距離を置いたところに紙風船を置き、ピコピコハンマーで叩き割る速さを競います。これはただ引っ張るだけではなかなか動きません。各チームアイコンタクトで2対2や3対1のようなポジションを作ると戦略性が出てより楽しめます。上位チームをみんなで協力してやっつけることもできるなど逆転の可能性が高まります。
借り物・借り人競争
定番の種目です。お題に書かれた物をや人を連れて一緒にゴールを目指します。お題の中身で会社や団体の色が出しやすいのも特徴です。何レースかはネタを仕込んでおくことで楽しい種目になること間違いなしです。
本気リレー
やっぱり盛り上がる種目にリレーは選ばれています。私たちがお手伝いする運動会は年齢性別に関わらず楽しむという種目が多いのでバランスを取る意味でも全力のリレーはよく取り入れています。少し崩してコスプレ・仮装をしたりすることもありますがこれもよく盛り上がっていますので種目の位置づけによっていろいろ調整してみるとよいかと思います。
子ども向け企画ではどんなことを取り入れたか
なぜ子ども向けの企画を入れるとよいのか?これは、参加者の数を増やしたり参加者の幅を広げることにもつながるからです。例えば、「今回のイベントは社員同士(会員同士)の親睦を・・・」「イベントの後飲みに行くし・・・」など、大人だけで楽しむイベントにしてしまう方が企画は楽ではあるのですが、積極的に子どもの参加をOKにすることで「会社のイベントはあまり行かなかったけど子どもが遊べるのならいい機会だわ。」「社員の奥さん、旦那さんにもうちの会社を知ってもらえるいい機会になりそう」「子どもがいるなら自分が活躍できなくても目立たないから順位が低くても邪魔にならなさそう・・・」「家族を含めた交流が持てると社内コミュニケーションの広がりにもつながりそう」などといった声もよく聞かれるようになりました。
今回例に挙げている運動会ではキッズスペースとしてバブルボール、フットダーツ、カラーボール2,000個のボールプール、6m四方のエアリング(ふわふわ遊具)などを用意して種目に参加できない子供でも楽しめるスペースを用意しました。そして、運動会種目にはキャタピラリレーや玉入れ、チャンバラなどに参加できるように子どもだけや大人と一緒にできる試合を用意しました。
今回は特に女性の多い職場だったこともあり子どもの参加を促すことで想定よりも大きく参加率を上げることができました。種目として一緒にやるか、キッズスペースを用意するだけにするのかなどは、参加人数や年齢層などによって考える必要がありますが大人だけで運動会をしようと考えていた企画の方のいいアイデアの一つになればと思います。
運動会当日の楽しみ方、盛り上げ方
どんなに企画を頑張って台本やスケジュールを作っても参加者のモチベーションが低くては盛り上がるものも盛り上がりません。「なんで休みの日にわざわざ疲れることしないといけないんだ・・・」「暑いのにやる必要ある?」「怪我したらどうすんの?」などなど。。。恐らく多くの企画担当の方が頭を悩ませると思います。まずは強制参加にすることなく企画を用意することを意識して、当日の心構えも一緒に考えておきましょう。
はじめの挨拶では実行委員が仕事の合間を縫って企画を頑張っていたことを参加者全員に伝えて、実行委員が率先して参加者の競技中に応援したり声を出すとよいです。
使用物品
当日は様々な物品を使用しますが、一例として下記に列挙しておきます。
運動会の競技道具
・バブルボール
・キャタピラ
・玉入れ道具一式(カゴ、玉、靴下)
・四方綱引き一式(十字綱、ピコピコハンマー、紙風船)
・チャンバラ一式(ウレタン剣、紙風船)
・借り人リレー(ボード、二人三脚バンド)
・リレー道具一式(ピストル、火薬、ゴールテープ、バトン)
・得点板
体育館の装飾道具・備品
・万国旗(10m×8本)
・組立入場門
・のぼり(8色×2本)
・カラーコーン(4色×4本)
・ラインテープ
キッズスペースの設置道具
・フットダーツ(3.5m)
・バブルボール(子ども用)
・ボールプール(2000個)
・エアーふわふわリング(6m×6m)
その他
他にも人数がたくさんいるとゴミ箱での分別やしおり、案内板など細かいものが必要になってきます。
後日談
最初は半分以上が乗り気じゃない?といったところから始まった企業運動会の企画でしたが、実行委員の皆さんのやる気も徐々に盛り上がり、それにつれて参加申込者も増えてきました。実際に蓋を開けると予想以上の参加者で家族連れも多くたくさんの子どもも楽しんでいました。参加者からも「参加してよかった。ここまで盛り上がるとは思ってなかった」など予想以上に反響を感じました。実行委員の方からも「自分たちがわからないことが多い中で道しるべのように会議に参加したり情報提供、資料作成など協力していただけて無事に終えることができて本当に助かりました。今回でも20年ぶりくらいの開催だったので次がいつになるか分かりませんが、またやりたいという声が届いているので近いうちに開催できればと思います。」といったお声を頂戴し無事成功で終えることができました。
あの時もっとこうすればよかったかな?といった反省点や改善点を次のお客様に活かしていきたいと思います。全部丸投げというサポート方法もありますが、実行委員会がしっかりいらっしゃるところのお手伝いもとてもやりがいがあります。ゼロから企画・運営をすると膨大な負担が運動会担当者の方にかかってしまうので楽しくできるところを中心に考えていただき、大枠や雑務になるところをお任せいただければと思います。
一度話を聞いてみたいなという企業様は是非お気軽にご相談ください。
企画担当のお抱え企業さんがいらっしゃる場合も大丈夫です。貴社からその会社へのプラン希望を出すところでお手伝いすることも、その会社と打ち合わせをすることも可能です。実際広告代理店やイベント会社、旅行代理店の方たちからのご依頼もたくさんいただいておりますので柔軟に対応させていただきます。
コメント